もうお手上げ、間に合わないと嘆く両親へ
勉強が苦手な子には「感情の上書き」が必要です。
人間は、感情的に良い悪いというもので左右されることが少なくありません。
私も10歳の時、叔父さんに「音痴だね~」と言われたことで、
人前で暫く歌えなくなりました。
ですから、「この固定化された感情(例えば、英語が嫌い)」が変わらない限り、行動は変わりません。
英語(数学、国語、英語)が苦手というある原体験(先生嫌い。発音が悪い)があり、
ますます遠ざけている可能性があります。
「絶対にできる問題を繰り返しやる」
最近習っている問題をやるのではありません。ひとつ前か二つ前の単元に戻ってやるのがいいでしょう。
ただ、前の問題をやるとなると「出来ないからこんな問題をやらされるんだ」とネガティブな感情が助長されます。ですから、学年が明記された問題ではなく「級」で表示されているものがいいでしょう。
ただし、注意があります。「親が欲を出してしまうことです。」
ちょっとできたからといって先を急がせて、また、できない自分に戻らせないようにしてください。
お母さん我慢です。本人から「簡単すぎて、もっと先をやりたい」というようになります。
感情が変わり、行動も変わった瞬間です。